レタスのこと
レタスはすべて、"伸び上がる"前に、つまり花軸を伸ばして花をつける前に、収穫されます。
花は黄色。
自生種に青い花をつけるものがひとつあるだけで、あとはみんな黄色の花をつけます。
しかし、レタスそのものの色は品種によってさまざま。
「メルヴェイユ・デ・カトル・セゾソの鮮やかな赤から、プリゼ・ダメリックの淡褐色。
ロメイン・クラクーズの地味な緑、ボム・ドールの鮮烈な金色。
リロワーズの灰緑色、プティット・レテュ・クレップの黄金色まで」
・・・実にいろいろあるのです。
そして外見から察しがつくように、レタスの葉はほとんどが水分。
なので、栄養価はきわめて低いです。
でも、このサラダ用葉菜は炭水化物、とりわけセルロースを含んでいます。
セルロースは食物の腸内通過をスムーズにしてくれ、腸を健康にたもってくれるのです。
ローマ帝国皇帝アウグストゥスはレタスで重い肝臓病をなおしたとも言われており、キリスト教の大迫害をおこなった皇帝ディオクレティアヌスは、晩年、レタスを毎日食すことを楽しみにしたといいます。
譲位してサロネに隠居してから、ディオクレティアヌスは菜園をつくり、そこでキャベツやほかのサラダ用
葉菜とともにレタスをも栽培したのです。





